可能な限り自然分娩で

2日前の検診で「へその緒が首に2重に巻きついていて危険です。帝王切開にするか、1週間考えて下さい」と先生に宿題を出されました。でも、いろいろなことが曖昧なまま帰ってきてしまったので、夫と一緒に考えてもなかなか納得いく答えに行きつきませんでした。赤ちゃんの命が最優先ですから、絶対に自然分娩じゃなきゃダメというつもりは全くありません。実は2日前は、赤ちゃんに無事に会えるなら帝王切開にしようと半分決めていました。でも、やはりできれば自然に産みたいのは事実で、帝王切開になるなら、その必要性を100%納得してから決めたいと思いました。

私が一番ひっかかったのは、日本との違い。日本で経験があるわけではないので確かではありませんが、インターネットでいろいろ読んでいる限りでは、日本では、超音波ではへその緒が巻きついていることに気づかず、自然分娩で産まれてきてから初めて分かったというケースが多というイメージを受けました。「首に巻きつくことはよくあることだから余計な心配はしなくてよい」というようなことを書いてあるサイトもありました。なぜ日本では自然分娩で産めるのに、こちらでは簡単に帝王切開にしなければいけないのか。本当に危険な状態であるなら、日本で自然分娩が多いことの説明が付きません。先生が「危険」と言ったけれど、どの程度危険なのか、きちんと聞く必要があると思いました。「何も問題がない場合よりは危険」という程度のニュアンスだったのかもしれません。もしくは、こういう状況での自然分娩に自信がないため、帝王切開を暗に勧めている? 万が一のことがあった時に、対応できない? それなら、他の病院に行った方がいいのかも。

その他にも、自然分娩が難しく緊急帝王切開になった場合のことや、帝王切開の場合の2人目の妊娠出産への影響など、いろいろ聞かなければ決められません。

予定では来週の検診までに決めるはずでしたが、今日相談に行ってきました。

結果、納得して帰ってきました。「首に巻きつくことはよくあることで自然分娩で産まれてくるのは珍しくない」と言われました。当然、似たようなケースで分娩をした経験はあるそうです。ただ、へその緒が短い場合に出産の最中に問題が起こる可能性があることと、へその緒の長さは事前にはなかなかわからないというリスクを説明されました。私の場合は、要注意ということが既に分かっているので、胎児の心拍を最初からモニターし続けることになり、何も知らずに出産に臨むよりは、緊急事態になる確率は逆に低いといえます。

先生に自信がないとか、手っ取り早いからとか、設備が整っていないとか、そういう理由で帝王切開にしなさいと言っているわけではなかったのです。あくまで帝王切開の可能性もあるよということでした。

「できる限り自然分娩で頑張りたい」と言ったら、快く認めてくれました。もしかして、途中で緊急帝王切開に切り替えることになるかもしれません。でも、過程がどうあれ、きっと元気に生まれてきてくれると信じています。

ちなみに帝王切開の切り方についても質問しましたが、緊急の場合でも横切りになると言われました。日本では緊急は縦切りが多いと書いてありましたが、この違いはなんだろう。また、帝王切開の場合入院は3日くらいだそうで、日本の約1週間とはえらい違いでした。

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