テニスマレーシア全国大会で初優勝

いろいろなことがあり、1ヶ月以上も投稿できませんでした。

その理由の一つが息子たちのテニストーナメント。2月と3月の2ヶ月間で4個のトーナメントがあり、そのうち3つがマレーシアテニス協会による全国ジュニアツアーという非常に濃密な2ヶ月間。

通常全国ツアーのスケジュールがこれほどに過密になることはほとんどありませんが、今年は学校休みの時期やイスラム教のラマダンの時期を考慮して過密日程になり、なんと第2戦と第3戦は中1週間しか空きがありませんでした。

この2ヶ月のうち1ヶ月は学校が休みだったこともあり、雨の日も休まずトレーニングを課しました。特に8歳の次男は練習を強いる私と何度も衝突し泣きましたが、泣きながら頑張った甲斐あり、なんと全国ツアー男子10歳以下の部シングルスにて第1戦で初めて準々決勝進出、第2戦で決勝進出の銀メダル、そして第3戦で見事に初優勝を果たしました。(ダブルスは第3戦で銅メダル)

次男の練習内容としては通常の打つ練習はもちろんですが、今回特に力を入れたのは体重管理とフットワークと感情コントロール。

体重管理というのはダイエットです。次男は年齢にしては背が高く、それに伴って体重がそれなりにあるのは仕方ないと今まで思っていたのですが、昨年後半の体重増加があまりに急すぎて体の動きが明らかに鈍くなりました。それが顕著だったのが昨年末のペナン国際およびペルリス国際トーナメント。全く動けていない。この時点で夫と私で次男のダイエットを決行することに決めました。

毎日トレーニングがあるので、急に食事を減らすことはできませんが、炭水化物の量を制限、間食は禁止、あとは満腹感を覚えたら即食卓を去るようにさせました。次男はお腹いっぱいと言った後も食卓に居座り、ちょこちょこ箸を伸ばし続ける癖があったのです。

食事管理と並行して、毎日のトレーニングも強化。特にカロリー消費を重視したので、筋トレではなく有酸素運動であるフットワークトレーニングを毎日やらせました。フットワークトレーニングはテニスコートまで行かなくても家の前でできるメニューが多いので、テニスコートに行く前にやらせたり、雨の日テニスができない時に集中して課しました。

コーチに「遅い、遅い」と言われ続けた次男でしたが、第3戦に発つ前日には初めて「今日だけはフットワークを褒めたい」と言ってもらうことができました。

約3ヶ月のダイエットの結果、次男の体重は36キロから33キロ台まで落ち、ぱっと見も明らかにシュッとスリムになりました。(ダイエット前も太っていたわけではないが、顔が丸かったし、お腹が少し出ていた)

あとの課題は感情コントロール。試合中、うまくいかないと怒り出し、ズルズルと失点する癖がありました。まだ8歳ですので、突然乱れることは当然あるのですが、焦った時に怒ったり泣いたりしたら冷静にプレーはできないということを何度も何度も言ってきました。優勝した第3戦でも、準々決勝が大接戦となり涙目になったり、決勝でもリードしてるのに追い上げられると泣き出し、私がコートの外から、「泣くな。ラケットをきちんと持て。これ以上ラケットを粗末にしたらコートから引きずり出すよ!!」と怒鳴りました。感情コントロールはまだまだ言い聞かせていかないといけない課題です。

とにかく、よく頑張りました。今までなかなか結果が出なかったシングルスでの躍進で、表彰式での彼の満面の笑みは本当に輝いていました。

2ヶ月ほどトーナメントはない予定なので、この1ヶ月はあまり追い込まず好きなようにプレーさせています。私自身も息子たちのトレーニングに毎日つきっきりになり、頻繁なトーナメント遠征の緊張と疲労もあって、精神的に限界に近づいていました。この1ヶ月はテニスのことを考えすぎずに過ごすつもりです。コーチも70歳という高齢ですが、私の本気度を見て、ご老体に鞭打って我が子のために数ヶ月頑張ってくれました。みんな、ひとまずゆっくりして、4月下旬になったらまた頑張ります。

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