サンドフライに苦しむ

ボルネオ島最西端に近いSematan (スマタン)という海辺の村に知り合いがゲストハウス(民泊)を開業したので家族旅行で1泊行ってきました。

観光地としてはほぼ未開発の村なので、人混みを避けて海辺でのんびりとしたい人にはいいですね。ゲストハウスの目の前にビーチが広がっていますが、ほぼプライベートビーチ状態です。水質も素晴らしい。我が家の子供たちは、2日間、海遊びと砂遊びとバーベキューを満喫。ゲストハウスは開業したばかりなので、とても清潔でした。エアコンもあり、お湯の出るシャワーもある。

ただ、砂浜にいるサンドフライ(砂ハエ)が非常に厄介!

サンドフライというのは日本で一般的に見る蝿ではなく、1-2ミリ程度の非常に小さな蝿で、これに噛まれても、その場では気づかない。あまりに小さいので、存在に気づかないまま砂浜で過ごし、噛まれても気づかないので、その日は楽しく過ごせるんですけど、半日くらいするとものすごい痒みが襲ってきます。この痒みは蚊に刺された時のように1-2日程度では消えない!症状が軽い人でも5日間くらいは痒みに悶えますね。私は、もともと虫刺されに対するアレルギー反応が強い方なので、1週間以上辛かったです。

サンドフライはビーチ以外にもいます。普通の公園にもいます。だけど、ビーチはやっぱりすごかった。どういうところにサンドフライがたくさんいるのかとか詳しくはわからないのですが、友人曰く、暑い日の方が多いとのこと。

私は以前に酷い症状を経験済みなので、今回ビーチ遊びの際は常に長ズボンを履いていたのですが、それでも露出している足首付近は噛まれましたし、腕や首もやられました。息子2人は海水パンツだったので主に両脚に被害、夫は何を血迷ったのか上半身裸で砂遊びに付き合っていたので、背中が赤ポチだらけになりました。末娘だけほぼ被害無し。彼女はずっと水の中にいたからでしょう。

蚊に刺された時と同様、掻きむしってはいけないんですが、いや〜これは無理ですね。掻きむしらないなんて拷問に近い。痒すぎて絶対無理。

薬局で買った薬が、気休め程度には効果がありました。英名Mopiko って言うんですが、よく見るとMade in Japan って書いてあり、そう言えばさりげなく「無比膏」っていう中国語名なので、もしや?と思ってよく見たら、やっぱり日本の池田模範堂の「ムヒ」でした。

サンドフライには虫除けスプレーはほとんど効果ないと思います。唯一の予防策は肌を隠すこと。あとはひたすら水の中にいて、砂浜でのんびりしすぎない方がいいですね。東南アジアやオセアニア地域旅行予定の方は、サンドフライ覚悟して向かわれることをオススメします。ビーチバケーションだからといって露出度高いと、きっと後悔しますよ。気をつけてください。

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